
世界6大陸27都市で展開するアーリーステージ特化型のグローバルベンチャーキャピタル(投資ファンド)のAntler株式会社の代表取締役を本日退任致しました!Antlerの特徴でもあるAntler Residency / Cohort Program第1期と第2期を無事に終え、初めてのDemo Dayを開催できたことで、この2年間の努力と成果が形になったと感じています。
思い返してみると、2022年2月、コロナ禍の中でAntlerに参画し、ロンドンでオンボーディングを受けました。その後、韓国、インドネシア、シンガポール本社など様々な拠点で運営されているAntler Residency / Cohort Programを学び、それを日本市場向けにカスタマイズして展開しました。

日本のAntler Residency / Cohort Programでは、900人以上の起業家をリクルーティングし、私自身も400名以上の面接を行いました。その中から120名以上の起業家を選抜し、56のチームを組成。その結果、最終的に6社への投資を実現しました!さらに、プレシリーズAラウンドにおいて、Sollective社への異例の外部投資も実施しました!
Yap株式会社(第1期Antler Residency / Cohort Program、#Pharm Tech)
株式会社iiba(第1期Antler Residency / Cohort Program、#Parent Tech)
Lombard Standard株式会社(第1期Antler Residency / Cohort Program、#Prop Tech)
株式会社Kukulcan(第2期Antler Residency / Cohort Program、#Agri Tech)
UpToU株式会社(第2期Antler Residency / Cohort Program、#Healthcare Tech)
株式会社Tempo Japan(第2期Antler Residency / Cohort Program、#Market Entry)
株式会社ソレクティブ(外部投資、#HR Tech)
正直なところ、立ち上げは本当に大変でした…。周りからは「絶対上手くいかないよ」と言われながらも、Antlerの知名度が日本ではまだない中で、ファンドの資金調達やAntler Japanチームの採用、Residency / Cohort Programのリクルーティングからプログラム設計まで、全てを手探りで進めていきました。ピーク時には平均して4〜5時間しか寝られず、毎日15〜20件の会議をこなしながら、とにかく目の前のタスクを片付けることに必死でした。それでも、多くの起業家と出会い、創業前から10週間のResidency / Cohort Programで各チームと100時間以上のブレストを行いながら会社立ち上げをご一緒できたことは、大きな喜びでした。この経験を通じて、自分の努力が形になった達成感をしっかり感じています!
Antler株式会社(Antler Residency / Cohort Program運営会社)の代表取締役は退任しましたが、年内は引き続きAntler株式会社のExecutive Adviser・最高顧問、Antler GlobalのVenture Partner、そしてAntler Japan Fund(投資ファンド)の取締役を務めます。今後もResidency / Cohort Program第1期および第2期、さらには外部投資の投資先のサポートを続けつつ、少し休みを取りながら新たなチャレンジを探していこうと思います!
Antler Residency / Cohort Programは、創業前から人に対して投資を行う=世界で誰よりも早く投資を行うという非常に優れたプログラムだと思っています。今後も引き続きAntlerを応援いただけますと幸いです!!!
そして最後に、ファンドにご出資いただいたLPの皆さま、Antlerの立ち上げを支えてくださったAdvisory Board MemberやAdviserの皆さま、サポートいただいたパートナーの皆さま、起業家の皆さま、そしてAntler GlobalおよびAntler Japanチームの皆さま、この貴重な経験に心から感謝申し上げます!