Youth Venture Summit主催の「シリコンバレーと台湾の急成長ベンチャートレンド」のイベントレポート

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Youth Venture Summit(インキュベイトファンドの木下慶彦さん主催)イベント、に参加してきました。

プレゼンは株式会社ノボットの代表取締役社長、小林 清剛さんのオープニングから始まり、情報収集しているサイトや利用しているツールを公開!

テック系のブログまたはニュースサイト
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イベント情報
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小林 清剛さんは「30分から1時間を毎日投資するだけで、新しいビジネスアイデアにつながるので情報収集は重要」と話した。

続いて、James Hillさん(Guest Writer at TechOrange、GlobalTaipei Curator at StartupDigest、Organizing Team Member at Startup Weekend Taipei & Hsinchu、Project Manager at Institute for Information Industry) がプレゼン。当初はユニクロで就職しようと考えたいたが、最終的には政府関連の Institute for Information Industry(III)、インキュベーターに入り台湾のスタートアップを支援している。
上記図が台湾のマーケットマップ。左上はインキュベーター、真ん中はメディア TechOrange、右上はベンチャー投資企業、右下はイベント。台湾はハードウェアメーカーで有名だが、PicCollageやFlitopのようにアメリカで資金調達できているスタートアップも増えてきている。

台湾の市場
・人口は2,300万人
・インターネットの普及率は70%
・スマートフォンの普及率は40%
・国としてもアジアで2番目または3番目に裕福
・主にアメリカのソーシャルメディアサービスを使っていて、Facebookが主流なソーシャルネットワーク、1,000万人ユーザー(人口の45%)
・ヘビーゲーマーが多い、ソーシャルゲーム、オンラインゲーム等
・優秀な技術者の賃金が比較的安い(FlitopやPicCollageはアメリカを本社に置きながら技術者は台湾にいる)
・eコマースが流行っていて、比較的購入金額が多い
・スマートフォンアプリのARPUは米$2程(アプリ購入ユーザーが多い)
・iOS用App Storeでの購入のみ可能
・Googleは台湾の法律(デジタルコンテンツ購入に関して問題があれば7日間で返金しないといけない)に従えないため、有料Androidアプリ販売はしていない

2011年〜2012年のハイライト
資金調達
・EZTable 米$1.5M(opentableの類似サービス)
・Richi 米$1M(クレジットカードのポイントを統一するサービス)
・Accupass > 米$2M(ソーシャルティケティング、QRコード、決済、ハードウェア開発)DMJやQUALCOMMが投資
・Vpon 米$8M(モバイルマーケティングカンパニー)

ユーザー数
・iPartment 2,700万ユーザー、出会い系サイト
PicCollage 500万ダウンロード、写真コラージュを作るアプリ
Burn the Corn 280万ダウンロード、ポップコーンを作るアプリ
cubie messenger、50万ダウンロード、メッセージングアプリ

海外展開している会社
Aircamel(e-commerce)、AWIND、Go!Look、iPartment、Hulihealth
国内のマーケットが限られているので海外に進出
日本の企業が台湾に進出するメリット
・中国へのリーチが簡単になるのと中国へ参入する前のテストマーケティングに良い場所
・中国マーケットの伸びに期待できる
・HTC、Acer、Asus、Quanta、BenQ等の端末メーカーにアクセスできる
・日本に似ているのでビジネスがやりやすい
7月18日~19日に台湾で1,500名が集まるIdeas Showのイベントが開催されるので、台湾マーケットに興味ある方は絶好のチャンス!
James氏によると台湾のマーケットで成功するには「Guan xi = who you know, not what you know」が重要!

最後のプレゼンはDFJ−JAIC Technology PartnersのManaging Director、北村ミッチさん。DFJ JAICはSkype(eBayに2010年5月に米$3.2Bで買収)などの投資実績を誇る。Skypeのように世界中のイノベーションをが起きていてるサービスをシリコンバレーに持ってきてバリューをつける事をメインにしている。

DFJのグローバルなネットワーク
・全世界に18のベンチャーキャピタル網
・150人の投資プロフェッショナル
・650社の投資先
最近ではMicro-VCやSuper Angelがでてきた
・Felicis
・Softtech
・K9
・IA
・HarrisMetal
・Freestyle
・Floodgate
事例:Felicis
創業者のAydin SenkutさんはGoogleに1999年に入社、2005年に退社、元Google社員が起業したベンチャーを中心にエンジェル投資、2010年には40Mのシード投資ファンドを形成されている。
コーポレートのベンチャー投資の変化
・ソーシャルを利用する新しいマーケティングなどを探すAdidasなどがベンチャーキャピタル事業に参入
・広告代理店や家庭用製品大手がインキュベーションに参入
・リテールだとWalMartやBMW
上記のY Combinatorのチャートを見る通り、続々と新しいプレーヤーの誕生しえいる。半分以上は失敗している。投資するベンチャーキャピタルですが、バブルの2001年では2300社程ありましたが、2010年には750社に減っていて、200 ~ 300社しかアクティブに投資していない。トップ機関投資家の80%のお金が特定のベンチャーキャピタル7社に行ってる

注目の領域
1. クローズなソーシャル
Pair
Everyme
Path
2. オンラインからオフラインへ
postagram、instragramをはがきにする
Sincerely、SVエンジェルから$3M集めたO2Oベンチャー
3. Eコマースとソーシャルの融合
Curebit、Eコマースとソーシャルをつなげるソーシャルアフィリエイト
VideoGenie、顧客がビデオでコメントを簡単に投稿(Levis、intuit、shoedazzleが利用中)

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この記事を書いた人

ryoのアバター ryo 何でも屋

10年間にわたるフィリピン滞在を経て、上智大学・比較文化学部を卒業。学生時代から様々な事業の立ち上げに携わり、サラリーマン、起業、国内+外資系企業社長、取締役、顧問、株主などをスタートアップ及び上場企業で経験。

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