TEDxTokyo 2013に参加、刺激的でした!

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TEDxTokyo 2013

先週の土曜日に開催されたTEDxTokyo 2013に主催者のTodd Porter(TEDx Ambassador兼TEDxTokyo Co-founder)に招待いただき参加してきました。前日飲み過ぎて…少しだけ遅刻しましたが、大変有意義な1日を過ごせました。 今年は「1+1=11」、当たり前のことを疑い、驚きと啓示をもたらすということがテーマです。セッションは9:30から18:30、アフターパーティーを入れると21:00までの開催です。プレゼンテーションは8分〜12分程で行われ、プログラム構成も工夫されており起業家、ダンサー、マジシャン、慈善事業家、デザイナー、ラッパーなど様々なプロフェッショナルが登場しました。

個人的には、クモの糸の人工生成を実現したスパイバー株式会社 代表取締役社長の関山和秀さん、株式会社バンダイでおもちゃの開発を行っている高橋晋平さん、フードアーティストの諏訪綾子さん、人間国宝で漆芸作家の室瀬和美さんのお話は特に良かったです。皆さん、ご自身のプロフェッショナルな領域で実績を上げられていて、とにかくチャレンジャーでした!

クモの糸の人工生成を実現した関山さんは、大学の仲間と朝まで飲んでいる飲み会の席でアイデアを考えついたそうです。そのアイデア自体や発想に至ったエピソードもユニークですが、信念と情熱をもってアイデアを実用化するという実行力にも感銘を受けました。彼が開発した製品は石油から加工される化学繊維の数倍の強さと伸縮性を併せ持つ、大変タフなクモの糸のような素材です。人にぶつかっても歩行者を傷つけない自動車や、着ているのが分からないぐらい軽くて強靭な防護服、生体に影響を与えない人工血管など、あらゆるプロダクトに適応できる、まさに「次世代」の素材です。一見「クレイジー」に思えるアイデアから不可能を可能にする実行力、素晴らしいです!

おもちゃ開発者の高橋さんは大変斬新な「しりとり発想法」というアイデアの発想法を共有していました。企画を考える際、過去のデータから答えを導こうとしても既存のプロダクトに似たようなアウトプットしか出てこない。それでは逆に、しりとりのようなランダムな文字列からアイデアのかけらを結び付け、まったく新しいアウトプットに導いていけばいいのではと、この発想法に行きついたそうです。僕も早速新規事業のアイデアを考える際に実践してみようと思っています。

アフターパーティは渋谷の金王八幡宮で開催されました。お茶やお琴などの日本文化に触れ合えるよう様々な演出が工夫されており、神社の中で食事やお酒を楽しむという非日常な雰囲気を楽しめました。TEDx Tokyoはこのような飲食に加え入場料も全て無料、スポンサーとTEDx Tokyoのボランティアメンバーのお陰でなりたっています。こんな意義深い、素晴らしいイベントを無料で提供いただけるのには、本当に驚きで頭が下がる思いです。大変楽しい1日でした、TEDx Tokyoの皆さん、お疲れ様でした+ありがとうございました!

TED(テッド)という名称は、テクノロジー、エンターテインメント、デザインが一体となって未来を形作るという考えに由来します。1984年に米国で始まり、近年は米国カリフォルニア州ロングビーチのTEDカンファレンス(春)と、英国エジンバラのTEDグローバル(夏)がTEDの2大イベントとして定着。1,400本以上のプレゼンテーションを収録した「TEDトークス」が無料公開され、「広める価値のあるアイデア」を世界中で共有しています

TEDx(テデックス)は、TEDの精神である「広める価値のあるアイデア」を共有するために世界各地で生まれているコミュニティー。TEDxTokyo(テデックス・トーキョー)は、世界で2番目、米国以外では最初のTEDxとして、近年のTEDxムーブメントを先導してきました。2009年に東京お台場の日本科学未来館で第1回のカンファレンスを開催し、2012年からは会場を渋谷ヒカリエに移して独自のコミュニティーを拡大しています。

※TEDxTokyo公式サイトから引用

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この記事を書いた人

ryoのアバター ryo 何でも屋

10年間にわたるフィリピン滞在を経て、上智大学・比較文化学部を卒業。学生時代から様々な事業の立ち上げに携わり、サラリーマン、起業、国内+外資系企業社長、取締役、顧問、株主などをスタートアップ及び上場企業で経験。

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