宮城県気仙沼市への訪問、気づきと価値観

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月曜日早朝からNHKのロケバスで堀潤アナウンサー(上記写真)、撮影クルー(空増信尚ディレクター、小林孝子カメラマン、森山洸臣マイク担当)及びWorld Economic Forum(世界経済フォーラム/ダボス会議)のGlobal Shapers Community(グローバルシェーパーズコミュニティ)、日本若手リーダー一員の中谷一馬さん(神奈川県議会 議員)、朴栄光さん(イービーエム株式会社 創設者・CEO)、米良はるかさん(オーマ株式会社 マネージャー)と一緒に宮城県気仙沼市に視察及び東北復興プロジェクト(Re-Generate Tohoku Project)提案内容及びダボス会議にて放映する動画の最終確認をして参りました。
*先週もGlobal Shapers Communityのメンバーの20名+は第1回目の視察を行っており、今回が2回目です。

東北復興プロジェクトとは…
3月に「共に学ぶ」「共に語る」「共に行動する」をコンセプトにして世界の若手リーダーを東北に呼び、Global Shapers Community 30名と共に東北で学びます。今年のGlobal Shapers Communityからはダボス会議参加者として5名が選ばれ、ダボス会議にて東北に呼ぶ為のお誘いを5名が代表して行います。東北から支援ではなく「共に生きて行こう」のメッセージを世界をより良い場所にする為発信していきます。 3月11日の地震後、お互い助け合いながら共に生きている日本人の姿勢が東北から日本へ、世界へ届けられるメッセージです。

上記写真は海鮮市場海の市周辺、まだ流された船や色々な物が目立ちました。去年の4月には宅麺チームと宮城県の被災地への炊き出しに行ってまして、その当時に比べると復旧は進んでましたがまだ信号が付いてないところや道路が直ってないところがありました。

上記写真はNHK取材班が株式会社オノデラコーポレーション専務取締役 小野寺靖忠さんへアンカーコーヒー&バル田中前店にてインタビューしている模様。オノデラコーポレーションは、港町・気仙沼から、シアトルスタイルのコーヒーショップ「アンカーコーヒー」と 「フルセイルコーヒー」を展開しています。 小野寺さんにはNHKの取材後、Global Shapers Communityのメンバーと一緒にお話をさせて頂きました。その中で印象的だった言葉は「共に生きていく、一緒に生きていく」。気仙沼市街地の沿岸部では地盤沈下した影響で今も潮位があがると海水に浸かり商用地として使える土地が限られているため、立地の良い場所は値段が上がっている。ゼロスタートで再出発している中で需要と供給の原理で値段が上がるのはとても残念だが、小野寺さんは経営者として雇用の生み出しにこだわり5年先の地元活性化に繋げる為に頑張っている。しかし、豊かさは被災地にまだ戻ってません。「幸せはあるが豊かさがない」、豊かさとは人々が普通に生活できて選択肢が多くあり安全に生きて行けるかが重要なファクターになる。老舗菓子屋コヤマ菓子店五代目の小山裕隆さんは自宅の1階が流されて2階での生活をしている。津波でダメージを受けた家の中で倒壊する不安を抱きながら寝る生活から開放される事が豊さだ。

上記写真は有限会社オイカワデニムのStudio Zero商品、Made in Japanを誇る多数のジーンズ。こちらの工場では代表取締役の及川秀子さんと常務取締役の及川洋さんとお話をさせて頂きました。オイカワデニムは民間企業ではあるが、工場が避難所に認められた。震災後150人程が工場で生活をした。震災直後は情報が入らず、色々と苦労したが4月4日には工場を再稼働させた。その際多くの避難所にいた方が活気が戻る傾向が見えた為喜んだとの事。当初はジーンズを作る為の水を組んでくるボランティアなどの協力の元ジーンズを作っていた。及川さんはとにかく雇用を生み一人でも多くの方を採用したいとの事で震災後間もなかったが営業をスタートした。しかし、当時はまだ仕事にでれる環境整備が整ってない為部分的な再開であった。印象に残ったキーワードが「絆がないとやりとげられない」は世界に発信できる重要なメッセージの一つで、東北の方は皆支えあいながら生きて行ってる為段階的に色々な事を実行して行き自立をゴールとして目指せると思います。復旧は行政、復興は個人として役割を分けながら依存しない支援方法、自立できる支援の模索が今後必要になります。

今回の気仙沼市訪問では色々な気づきと価値観を感じた訪問であった。とにかく皆さんの熱い気持ちを感じました。気仙沼市は今後新たな町づくりを目指しSmart City化や防災の拠点として世界をリードするように目指す為に教育旅行場所として目指す。今回の地震では失う物も多かったが、改めて得る事も多く「東北では気付きから始まり築きつにつなげる」との事。Global Shapers Communityの一員としてまず目先の3月の東北復興プロジェクトの成功に繋げられればと思います。Global Shapers Communityからダボス会議に参加する5名のメンバー(宮澤弦さん、朴栄光さん、御手洗瑞子さん、米良はるかさん、大塚玲奈さん)宜しくお願い致します!

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この記事を書いた人

ryoのアバター ryo 何でも屋

10年間にわたるフィリピン滞在を経て、上智大学・比較文化学部を卒業。学生時代から様々な事業の立ち上げに携わり、サラリーマン、起業、国内+外資系企業社長、取締役、顧問、株主などをスタートアップ及び上場企業で経験。

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