株式会社アドウェイズ主催のアプリ海外進出セミナー中国マーケット

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水曜日に株式会社アドウェイズが主催したアプリ海外進出セミナー、中国マーケットに関してのイベントに参加してきました。プレゼンは株式会社アドウェイズ 海外事業部(愛徳威広告(上海)有限公司)堀井良威さんから始まり、中国のマーケットについての説明をした。

 中国のスマートフォンマーケットデータ
・10億人が携帯を持っている(人口13億人)
・5億人が携帯電話でインターネットに接続
・2億人がスマートフォンを保有
・1億人が3G回線を契約
*1億人が回線を契約しているが、100万人のマーケットが100個存在するようなイメージ
・30% iOS、70% Android
・高価格帯が高いシェア
50% 4000 RMB
30% 1500 – 4000 RMB
20% ~1500 RMB(今一番売れている、大衆向けに安い端末を販売)
・OSと月収の関係、高収入になるとiOSが多い、大衆はAndroid
iOS 15%
Android 33%
~3,000 RMB

44% iOS
52% Android
3001~6000RMB

41% iOS
15% Android
6001~RMB
*参考値、サラリーマンの月収が6,000RMB

日本との大きな違い
・パケット通信定額制はない(主に96RMBを払い、340MB、通話240分のプランが主流)
・Wi-FI環境が整備済み、コーヒーショップなどでWifiのパスがもらえる
・移動中のゲームではなく、お店で利用
・PC経由でアプリをダウンロードする人が多い、全ダウンロード数の約30%~40%
・iOSはJail Breakされている人が多数(Jail Breakが既にされて売れているケースが多い)
・weiboなどのソーシャルネットワークを活用してアプリのダウンロードを訴求
・アプリ紹介ランディングページを用意するのが重要
・ブロガーなどバイラルマーケティングも有効
中国iPhone App Storeの3月カテゴリーランキング、ゲームが圧倒的の模様。最近注目されているゲームアプリではRed Atoms社(2009年設立)が提供している三国来了、2012年3月7日にリリース後Top 1位~3位を推移している。内容としては三国志のカードゲームで累計ダウンロードが想定30万〜40万、3月売り得上げは約1,300万円。ユティリティーアプリではTecncent社が提供しているWeChat(旧weixin)、2011年1月にリリース後累計ダウンロード数 1億を突破。開発体制は100名程、投資資金 20億円弱、 アプリの内容としはTalkbox+LINE+WhatsApp+Pathをまぜた形。
中国Android App Storeの3月カテゴリーランキング、iPhoneと同様でゲームが圧倒的の模様。しかし、iPhoneと比べるとダウンロード数が1桁違う。理由としては、Androidではサードパーティーマーケットストアが多数中国ではある為、数値が反映されていない。ゲームが突出してダウンロードされているが、ゲーム以外のメジャーアプリは全てプリインストール済み。例えば、QQ、Renren、Tudo、jiepan、weibo。しかし、未だにプリインストールされているゲームアプリがない、ゲームカテゴリーではメジャータイトルと言えるヒットしたアプリが出てない為だ。
上記を見る通り、公式のGoogle Playストアよりサードパーティーマーケットストアからのダウンロード数が圧倒的で、約5倍のダウンロードが見込める。最近では課金の環境が整備され始めて、銀行カードが利用できるようになったのでiPhone及びAndroidでもアプリの購入や課金が行われている。
 
上記がユーザーを集める際の手法別のCPI値段。ランキング1位にするための広告宣伝費は高い、日本より客単価は安いがレバレッジ効果の高い広告を探す必要がある。
無料ランキング ダウンロード(1日) 広告費用
1位       100,000      70万元=850万円
5位       60,000       42万元=500万円
25位        30,000       21万元=250万円
中国のスマートフォン出荷もこれから増えるので、とても魅力的なマーケットになりそうだ。
最後に株式会社マインドパレット 取締役副社長 (CTO)神尾 隆昌さんがプレゼン。株式会社マインドパレットは日本発、プリクラ写真共有iPhoneアプリ、Snapeeeはリリースして半年でアジアを中心に100万DLを達成。国内でもGREEやKDDIと提携し着実に拡大、3月30日にAndroid版もリリースと勢いにのる。ダウンロードの80%がアジア諸国、日本18%、台湾+香港+中国17%、タイ11%、シンガポール7%、その他(マレーシア、USA等)。

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この記事を書いた人

ryoのアバター ryo 何でも屋

10年間にわたるフィリピン滞在を経て、上智大学・比較文化学部を卒業。学生時代から様々な事業の立ち上げに携わり、サラリーマン、起業、国内+外資系企業社長、取締役、顧問、株主などをスタートアップ及び上場企業で経験。

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