シンガポール政府のベンチャー支援とYinglan Tanさん

先日シンガポールでPenn Olson主催のStartup Asia Singaporeにて「sakebii」のピッチをした際、2年前から交流も持たせて頂いているYinglan Tanさんと会ってきました。Yinglanさんとは以前スイスで開催された40th St. Gallen Symposiumでお会いして、Leaders of TomorrowのKnowledge Poolとして参加した同士だ。YinglanさんはシンガポールのNational Research Foundation(NRF) / Prime Minister’s Officeにて働いていて主にベンチャー投資及びベンチャー支援を行っている。

NRFは2006年にS$50億のファンドとしてシンガポールの首相直下の組織でR&Dベンチャーやテクノロジーベンチャーに対して投資している会社だ。上記写真はNRFの敷地内のビル、ベンチャーも入居可能。シンガポールではTechnology Incubation Scheme(TIS)があり、2008年からS$360Mの予算でR&Dやイノベーションを実用化または商品化できるようにNRFがインキュベーターと一緒に共同出資を行うスキームを作った。
*S$はシンガポールドル

インキュベーターとの共同出資条件の概要:
・資本比率85%までの投資または最高S$500,000.-
・投資先はシンガポールに本社または支社があるハイテックスタートアップ(CEOはシンガポールに在住)
・インキュベーターが出資する際と同じバリュエーションで転換社債での投資
・ 創業者の株比率が投資後50%以上を維持する必要がある
・ 投資を受けた法人はバイアウトオプションとして投資時のバリュエーション1.1倍で買い戻し可能
・3年以内にインキュベーターは株を5%の利息で買い戻す事も可能
*他にも条件はあります
*良いテクノロジースタートアップがあれば 日本のインキュベーターと一緒にシンガポールにて共同出資も可能、ご興味がある方はYinglanさんをご紹介しますのでお気軽にご連絡下さい

シンガポールでは優秀なベンチャーや起業家を招いて手厚いサポートを行う上記スキームなどを用意している。首相直下の組織で政府としてベンチャーを支援する制度は素晴らしい。

Yinglan Tanさん
Head / Projects at National Research Foundation / Prime Minister’s Office
A Member of Global Agenda Council on “Fostering Entrepreneurship” at World Economic Forum
Fellow at Kauffman Fellows Program
Adjunct Assistant Professor at Nanyang Technological University

Yinglanさんは様々な活動をしており、Chinnovation(アジアの社長及び会長のネットワーク)も運営しており今週の土曜日ウェブセミナーで「Innovations from Young High Potential Entrepreneurs in Asia」のタイトルでパネル参加させて頂きます。Yinglanさんはシンガポールのコネクターでもあり、とても知り合いが多い方です。

おまけ…

シンガポールに滞在中SingtelのSIM及びプリペイドカードを買いました。 利用していると様々なマーケティング通知を受け取る事に驚き!(上記写真)利用後クレジットのバランス通知や、データ利用のオススメ、あと5回SMS送ると次の日〇〇回無料SMSゲットなどなど。このようにARPUを上げるマーケティング手法はユニークだと思いました。